FDY's diary

FDY製品の製作工程、製作風景などなど
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# ユリノキ
先日、日田のとある製材所へ行ってきました。



これまでとは違うところから入手したユリノキ。知人の方が50年程前から植え始めたユリノキを少し譲っていただきました。杉やヒノキ一辺倒の植林に疑問を持ち、植えられてきたユリノキ。育ちの早いユリノキはかなりの大木になっているようで、今後椅子に使うことができたらいいな、と思っています。植えることから使うことまでのサイクルを見ることができるようになれば理想です。そうなるにはまだまだ先のことだと思いますが…まずは使えるかどうか、試してみることです。 そして少しずつですが、山の事を知ること。
行きと帰りに小石原を通りましたが、広範囲に渡っての山崩れの後。その風景を見て、なおさら強く思いました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 17:11 | category: スタッフのつぶやき |
# 縁側


工房・展示場へお越しいただいたお客さまは、よくこの縁側でお茶を飲まれていきます。
寒さも厳しくなってきましたが今日はお天気が良く、縁側にきれいな光が差していました。

この縁側がぽかぽかとあたたかくなってくる頃、工房での展示会を今年も予定しています。
4月か5月頃でしょうか...今年はどのような展示会にしようか予定を立てているところです!

FDY工房
http://www.fdy-chair.com/

STAND
http://stand696.tumblr.com/
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:59 | category: スタッフのつぶやき |
# 展示場、工房へのお越しをお待ちしております。
最近工房へのお問い合わせが遠方からも増えてまいりました。取り扱いの店舗がないため、展示会以外では工房直接の対応をさせていただいています。
遠方の方へはどうしても座っていただくことができないため、こちらとしても残念な想いでいっぱいです。今後、取り扱いの店舗や、遠方での展示会についても検討中です。

お近くにお住まいの方にはぜひ製作の現場をご覧いただきたく思っております。学生の方がお見えになったこともありました。若い方に知っていただくことも大変嬉しいことです。

また、ホームページやカタログの写真だけではなかなか伝わらないものです。実際に製作の現場をご覧いただくことで、伝わることが多々あります。

メールまたはお電話にて、事前にご連絡下さい。お越しをお待ちしております。

FDY工房
E-mail info@fdy-chair.com
Tel 0940-33-7238
福岡県宗像市朝野472
10:00〜18:00


(展示場・工房外観)




(古い昔の道具なども展示しています)





| comments(0) | trackbacks(0) | 11:53 | category: スタッフのつぶやき |
# 新作
今日は朝から曲木の準備をしています。


8/10から開催するアクロス福岡 匠ギャラリーでの展示会に向けて新作を準備中です!
なかなか面白いものが仕上がりそうです。おたのしみに。










| comments(0) | trackbacks(0) | 10:44 | category: スタッフのつぶやき |
# なぜ職人はいなくなってしまったのか?
 なぜ職人はいなくなってしまったのか?

最近このことについて考えることが度々ある。
こと家具製造の業界では当工房のような職人の手加工で家具を量産しているところは皆無で、ほぼ機械生産で製造しているようだ。一応断わっておくが、個人作家による作品や一品注文の家具製作はこれに含んでいない。

約5年間、主宰・山永耕平の元で家具の製造・販売をおこなってきたが当工房のようなスタイルで運営している会社はみかけたことがなく、好奇や驚きの目でみられることが多い。いかに(家具)職人がいないかということを痛感した。

考えてみれば現在の家具は機械加工を主とした量産品がほとんどであり、自分で組み立てることで低価格で販売しているものもある。高級と呼ばれる家具でさえその製造工程はさほど変わるはずもなく、ただ高額で高性能な機械を使っているがため、家具自体も高額になっているのではないかと勘繰ってしまう。

では昔はどうだったのか?
職人が手加工で必要最小限の機械を使って製造するという、当工房が目指すスタイルであったはずである。そこには職人の技術が多く盛り込まれていたにちがいない。
家具生産が手加工から機械生産に移りかわる過渡期に主宰は大川で職人を体験したそうであるが、その後急速に機械化が進み職人は消え去ってしまったそうである。

なぜか?
職人から機械への過渡期。この移り変わるすれすれの時期、職人はどの様な状況だったのであろうか?
まず家具の需要が今までに比べて大幅に増え、大量に量産しなくてはならない状況になっていったのではないかと推測する。次に消費者が家具自体のクォリティーにそれ以前ほどこだわらなくなっていったのではないか?職人はそれに対応すべく物凄いスピードで仕事をこなしていくことになる。ただ人間には限界がある。職人の意地もあるだろう。量産に向けた簡素なデザインの家具をひたすら作り続けることに嫌気がさしても不思議ではない。このときなぜ「職人の作る家具」を残さず、全て機械化に突き進んでしまったのか疑問ではあるが、当時の状況がそうさせたのかもしれない。社会における職人のスタンスがそういうものだったのだろう。そして発達する機械には勝てず、徐々にその座を譲ることになったのではないだろうか?

現在は過渡期ではない。
すでに世の中は大量生産された家具であふれている。自分自身そういう時代に生まれ育ってきたので全く否定するつもりはない。デザイン性に優れ、安価であれば若い人に好評なのもうなずける。ただ当工房で製造しているような家具もあっていいはずだと思う。作り手の技術力やものづくりのプロセスを重んじるような方には好評を得ている。また、全て同じ家具で揃えるという概念ではなく、自分のための家具(椅子)という感覚で購入していただくこともある。

昨今職人の復活が叫ばれているが、その周りに携わる人々にも「職人の仕事とはなんぞや?」と理解していただくことが重要ではないかと思う。そうでなければ一時のブーム、また記憶の片隅から消え去ってしまうだろう。

後世に残さないにはあまりにもったいないことなのだから…

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:54 | category: スタッフのつぶやき |
# 昔の職人
 最近、TVや雑誌等のメディアで「職人」という言葉をよく見かけます。

これは現代の拝金主義的な社会に対するアンチテーゼの象徴のようなもので、実際はよく理解されずに使われているのではないかと思います。
かつての「デザイナー」や「クリエーター」のような、言ったもの勝ち的な肩書きになってしまわないかと懸念しています。

では本当の職人とはどういうものなのか?
自分はFDY家具デザイン研究所主宰・山永耕平の元で約5年間「職人の仕事とはいかなるものか?」ということを学んできました。主宰の詳しい経歴については研究所HPのプロフィールの欄に譲ることとしますが、大学に赴任するまえの一年間大川で厳しい職人仕事を経験したそうです。
その主宰が口癖のように何度も口にする印象深い言葉が幾つか思い浮かぶます。

「昔の職人は物凄いスピードで仕事をこなしていく。」
「50,60才は若造、70,80でもバリバリ仕事をいていた。」

自分は今年47なのでまだ若造にすら入っていないのですが、その当時の70、80の職人の仕事がどのようなものだったかというのに物凄く興味がわきます。

「仕事のスピード」

計測できるものでもないので漠然としていて実態がよくわからないのですが、ミスなく正確に丁寧にこなしていったのではないでしょうか。ミスをしていたら早くやった分が丸々無駄になり、修正に余計時間をさかれることになりますから仕事としてはまったく評価されないと思います。結果が全てですからね。
それでは自分はどのようにしているかというと、まずは焦らないということ。スピードも大切ですが冷静になって周りを見まわしてみること。特に組立のときは焦りがちなので、寸法の確認を何度もやります。折角丁寧に作ってきた部品が組み立て失敗なんていうことは絶対避けたいので、焦らず心にゆとりを持ってやりたいと思っています。

まだ若造未満の自分としては本当の職人を目指し、精進していきたいと思います。




| comments(0) | trackbacks(0) | 23:02 | category: スタッフのつぶやき |
# 鉋について
 最近鉋について思う事がありました。

現在ご注文頂きましたベンチの制作を行っているのですが、組み立ても終わり塗装の合間に鉋がけの練習をと思いヒノキの角材を削ってみたところ、何かおかしい。きれいに削れない。刃はきれいに砥げているし、台直しもしたばかりだしな、押さえつけが足りないのか…うんっしょ!やっぱりだめか。鉋の腕が落ちたのだろうか…?完全に「負のスパイラル」にはまり込んでしまいました。

主宰に助言を仰ぎ、台を見てもらうことになりました。台直ししたばかりだけどな、と思いつつ金尺をあててみるとやはりおかしくなっていました。説明するのが難しいのですが、台の対角線上に金尺をあてると頭のほうが少しあたっていたのです。まだ卸して間もない鉋なので台の狂いがでたのではないかとのことでした。原因は何となく理解できましたが、問題はそれに気付かなかったことです。第一の問題は「台直しをしたばかりだからおかしいはずがない」という思い込み。第二に完璧に削れているときの感覚を忘れてしまっていた、ということです。完璧に削れているときは台が材に吸い付くような感覚で削れます。

ある程度主宰に修正していただいた後、自分で材を削りつつ台直しして仕上げたところ、現状では満足のいく鉋がけができるようになりました。また、材を置く面も重要で真平でないと鉋がけ面も平になりません。鉋がけ用の台も新調しました。

今回のことで鉋台に対する比重が刃のそれに比べて低かったことを痛感しました。刃の研ぎにばかり気がいっていて他の部分が見えていなかったのだと思います。また、完璧に削れた感覚を忘れてしまわないように毎日鉋がけすることが大切だと思いました。
鉋は刃を研ぎ、台を直し、全て人間の手で調整しながら真平な面を削りだす。この難しさは文面では伝わりづらいかと思いますが、それが出来たときの達成感はやったものにしか得られないものだと思います。





| comments(0) | trackbacks(0) | 23:03 | category: スタッフのつぶやき |
# 模型製作にあたって
 昨年末よりキャプテンチェアのニューバージョンを1/5スケールの模型にて検討しています。
前脚2本が猫脚となっているタイプです。
当時のウィンザーチェアの製法がそうであったように、自分は小型旋盤で脚と貫を作成、主宰がその他作成という分業での作業をおこなっております。

既に2脚完成させたのですが、スタイルに納得がいかなかったため、若干仕様を変更して再度製作しております。(具体的にはシートの手前側を若干広げた。)また、カラーバリエーションも検討予定なので都合6脚製作しております。

mokei1.jpg


今回、猫脚12本、後脚12本、貫18本(完成品や失敗したものを入れるとさらに多い)を作成してみて感じたことは、人間の潜在能力の高さです。
主宰は常々、「昔の職人はものすごい早さで物を作っていた。」といっています。それは、職人仕事とは決まった同じものをいくつも作っていくことで、そうした中からどんどん技術が上がり作業も早くなっていく、というような内容でしたが、まだ自分の実感として感じられるようにはなっていませんでした。しかし、今回多くの脚を作成してみて確かに作業が早くなっていることを実感しました。最初より後に行くほど早く仕上げることができたのです。
それはなぜか?と考えてみました。
人間には学習能力という、間違ったことをすると同じ過ちを繰り返さないようにする能力があります。
今回早く作れるようになったのは、間違ったところを無意識のうちに修正・改善して作業できたからではないかと考えています。たとえば刃の当て方(角度・方向など)ひとつとってみても、今思えば色々試してみて一番いい方法を見つけだそうとしていました。
先ほどの職人仕事の秘密にすこし近づいた気がします。また、まだまだ伸びしろはあるなとも感じました。

兎角世の中は、新規性=創造性のような風潮がありますが、こういった先人たちの残した技術から多くの創造力を学ぶことができると思います。

人間の能力は意外と捨てたものではないなと感じました。


mokei2.jpg

mokei3.jpg

mokei4.jpg



| comments(0) | trackbacks(0) | 22:24 | category: スタッフのつぶやき |
# 仕事納め
今日は仕事納め。
今年もたくさんの学びがあり、たくさんの出会いがあり、感謝の一年でありました。
ありがとうございました。

新年もよろしくお願いいたします。




| comments(0) | trackbacks(0) | 22:58 | category: スタッフのつぶやき |
# 一脚から
絵を一枚飾ることによってお部屋の雰囲気ががらっとかわるように、
一脚の椅子を置くことでお部屋の雰囲気も変わります。

もしも一脚置くのであれば、ウィンザーチェアを置いてみませんか。
デザイナー家具と違い目立ったものではありませんが、和にも洋にも馴染み、使えば使うほど愛着のわくような普遍性を兼ね備えています。

FDY工房のウィンザーチェアは18〜19世紀のイングリッシュウィンザーチェアを忠実に再現しています。歴史的にも価値のある、現代椅子のルーツとなった椅子です。
ここからアメリカンウィンザーチェアにも発展していきます。
北欧の家具にも影響を与えた椅子でもあります。
なぜこのような椅子がまだ世の中に知れ渡っていないのか。
もちろん現在もウィンザーチェアと呼ばれる椅子はありますが、
その原点は18〜19世紀のウィンザーチェアです。
しつこいようですが、その原点の椅子を知ってほしいのです。
そしてそんな椅子が日本でつくられているのです。
福岡県の小さな町の小さな工房でつくられているのです。

デッサンを学ぶことで絵を描くことやデザインすることの基礎や、ものの見方を鍛えることができますが、椅子をつくるにはデッサンだけでは足りないように思います。
椅子をつくるにはウィンザーチェアを学ぶことが必要なのではないか。
と、最近思うのです。

ただ置くだけではなく、学ぶことが多々ある椅子。

一脚から置いてみませんか?


※もっと詳しくイングリッシュウィンザーチェアについて学びたい方。
こちらのFDY家具デザイン研究所・主宰の山永耕平ブログをのぞいてみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/fdykohei

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:33 | category: スタッフのつぶやき |
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